自動車個人売買の問題点

近年、自動車の個人売買が伸びてきています。

従来は、自動車の売買は、販売店、買取業者を経由して、オートオークションを経て流通という流れが一般的でしたが、

ヤフオクやメルカリをはじめとするサイトの普及により、個人間の売買が増加してきています。

自動車個人売買のトラブル

しかし、個人売買は、車の程度の検証が難しく、修復歴やメンテナンスなどは、通常、現車を確認してもわからない場合が多いと考えられます。

※参考 修復歴→一般財団法人 日本自動車査定協会 東京都支所サイト

オートオークションであれば、査定されており、評価点が記載されていますから、信頼性は高いですが、個人売買の場合、購入者の自己責任となります。

なお、あまり知られてはいませんが、同協会に査定だけ依頼することができ、「車両状態確認証明」を発行してもらうこともできます。

→JAAI(日本自動車査定協会)の査定業務、査定料金

個人売買の問題点

1.契約条件

2.事故歴、終履歴、メンテナンス歴

3.名義変更、税金関係

4.代金の精算

などです。

GOOネットのサイトがわかりやすく記載されています。

自動車売買契約書

さて、通常の販売店からの購入であれば、譲渡証と車庫証明な度がそろえば名義変更可能ですが、譲渡証明書は陸運局に提出する、あくまで譲渡した証明であり、契約の条件は記載されていません。

以下、国土交通省サイトに掲載されている書類のリンクです。

◆各種様式
譲渡証明書
譲渡証明書(記載例)
委任状
委任状(記載例)
永久抹消にかかる委任状
再封印申請書
遺産分割協議書
ナンバー等の紛失理由書
親権者の同意書
重量税還付受領権限委任状
重量税還付申請書付票2

個人売買の場合、後のトラブルを避けるため、売買契約書を作成することをお薦めします。

特に、瑕疵担保責任や故障個所、事故歴、名義変更など、保証するしないで後々トラブルになることが多く、現状販売ならば、そのように記載するべきだと思います。

※ヤフオクの商品ページに記載されている方がいますが、あくまで、商品の紹介なので、これをもって契約条件とする場合、特に高額な自動車売買の場合は、別途書面で契約書、領収書などを作成したほうがよいとおもいます。

当事務所では、個人売買における名義変更て続きの際には、契約書の作成をお薦めしています。

→現状販売の場合は、こちらのサイトのサンプル程度で十分だと思います。

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